へ1544.5MHzのダウンリンクで送られ、そこでそのビーコンの位置測定が行われる。そしてこの位置データと遭難通報はMCC(Mission Control Center:ミッション制御本部)を経由して捜索救助活動を直接指揮するRCC(救助調整本部)や、他のMCCあるいは適当なRCCに通報され、救助活動が開始されることになる。
海事衛星通信システムは、3つの大きな構成部分からなっている。それらはインマルサットによって供給される衛星部分、海岸地球局及び船舶地球局である。このシステムの中枢センターはインマルサットのロンドン本部に置かれている運用制御センター(the operation control centre:OCC)であり、24時間体制で常時システムの管理、通信活動の調整を行っている。